初版が2018 年に発刊された「消化器外科SSI 予防のための周術期管理ガイドライン」が2025 年に改訂された．今回のガイドラインでは，GRADE に基づいて作成され，CQ，BQ，FRQ となり，厳選されたCQ となっている．今回はCQ 一覧のみ示したが，膨大な知見を内包した別添とともに本文を是非ご覧いただきたい．また，今回初めて「消化器外科SSI bundles」が提唱された．診療においてはbundles の内容を実施することが望まれる．bundles は，また，臨床指標でもある．その実施率はガイドラインの普及の程度を，遵守率と予後の相関はガイドラインの有用性を示唆する．今後これらの検証成果が待たれる．